トヨタ自動車系の主要8社が2024年3月期の連結決算を発表した。記者会見した各社トップからは、台頭する中国の電気自動車（EV）メーカーへの警戒感を示す声が上がった。一方で自動車の生産は高水準を維持するとの見方が多い。労務費増加への対応や、品質問題の防止へ職場風土を立て直せるかも今後の業績のカギを握る。 慎重に投資判断 「値下げ、値下げ、値下げ」。アイシンの吉田守孝社長は26日の記者会見で、1回1…

住友化学は30日、2024年3月期の連結最終損益（国際会計基準）が3120億円の赤字（前の期は69億円の黒字）になったと発表した。従来は2450億円の最終赤字を見込んでいたが、赤字幅が670億円広がる。連結子会社である住友ファーマの医薬品の特許権などで減損損失を計上するため。過去最大の赤字幅となる。 住友ファーマでは販売が落ち込む子宮筋腫と子宮内膜症治療薬「マイフェンブリー」の特許権の一部を減損…